津田清和 硝子展

津田清和さんは職人的な高度な技術と、作家的な独創性を合わせ持つ数少ない硝子作家のおひとりと言えます。津田さんの作品は、繊細でありながら強固、古き良き時代を感じさせながらどこかモダンであるという、相反する特徴を持っています。それは表面的な特徴というよりは内包的であり、硝子という素材に強く惹かれ、古代ローマンガラスの風化した質感や和硝子の柔らかさなど、古いガラスの本質的な魅力を追い求めながら、さらにその先にある新しい硝子を探求し続ける津田さんの姿勢そのもののように感じられます。津田さんは用途のある器や花器など制作しながら、用途のある無しに関わらない普遍的な美を追求しているのではないでしょうか。割れたその破片すらも時間というエッセンスのもとでどう変化し魅力を持つのか。そんな研究心溢れる津田清和さんの手によって生まれる硝子を、私はずっと観ていきたいと思います。

今展では、定番の器とともに一点一点表情を持つ作品をご用意いただいております。ぜひ寺田美術にて津田清和さんの世界観をご覧いただけましたら幸いです。

寺田ひと美

12/16(土)~12/21(木) 12:00~18:00 *最終日のみ17:00迄
作家在廊:12/16(土)

詳しくは、お電話・メールにてお気軽にお問い合わせください。
TEL:03-6427-6522
E-mail:teradabijyutsu@gmail.com

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