福岡県うきは市にある「日月窯」の二代目陶芸家として制作活動をされる福村龍太さんは、鉱物、天然灰、銀釉などの様々な素材を生かし、独自の釉薬を生み出すことにより、型に嵌らない表現方法を可能としています。
それはまるで、銀色に輝く月の美しさや、地表に流れ出たマグマのような力強さや荒々しさであり、彼の世界観は、日本のみならず海外の人達をも新鮮さと驚きをもって魅了します。
金属釉の殆どはガス窯や電気窯で制作されますが、福村さんは登り窯でも焼かれます。
薪窯ならではの、炎と薪の灰が織りなす景色、自然の力に強く惹かれるのだそう。
今展では銀彩などの釉薬が美しい器や茶碗などの茶道具と登り窯で焚かれた作品もご用意いただきます。寺田美術の自然光溢れる空間にて、ご高覧いただけましたら幸いです。
会期:2022年2月26日(土)~3月4日(金)
12時~18時 / 最終日は17時まで
作家在廊日: 26, 27日
※状況により入場制限を行う場合がございます。