アメリカで油絵を学び、帰国後有田窯業大を卒業し諸先輩に教えを請いながらも独学で作陶を始められた矢野直人さんは、現在も自由な発想と弛まぬ研究心で古陶に学びながらも、今の唐津を表現しようと新しい唐津にアプローチされています。
作域は広く、朝鮮唐津の花入やうつわ、繊細な斑唐津、面取りされた黒唐津の壷、李朝を彷彿させるぐい呑など多彩です。
それらは単に写しという範囲に留まらず、自身の中で昇華され新しい唐津の焼き物として生み出されています。近年料理家の方々とのコラボによるモダンな器などはその代表でしょう。
今展では花入、酒器はもちろん、お茶碗も作っていただいております。ぜひ寺田美術にてご高覧いただけましたら幸いです。

会期:2021年11月27日(土)~12月3日(金)
12時~18時 / 初日は13時より開廊 / 最終日は17時まで
作家在廊日:27日(土)
※状況により入場制限を行う場合がございます。

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