新里明士さんは、1977年千葉県生まれ。2001年に多治見市陶磁器意匠研究所終了後、「光器」という蛍手の技法を進化させた作品によって、国内はもとより海外でも高く評価されています。新里さんは早くから数々の賞を受賞されていますが、2005年、イタリアファエンツァ国際陶芸展 新人賞。2008年、パラミタ陶芸大賞展 大賞、など。近年では2020年、日本陶磁協会賞を受賞されています。

伝統的な蛍手を独自の解釈により現代的な手法として確立し、近年ではさらなる進化を遂げ、光と影の美しさに加えて、哲学的な意義を見出すことができるのではないでしょうか。また茶の湯の世界においても、才能溢れる様々な作家とのコラボによる作品は秀逸で、新里氏の多才な一面を覗かせています。

この東京アートフェアの後、寺田美術において新里明士さんの個展を予定しております。どちらの展示におきましても、新里さんの作品が織りなす美とアートの世界をご高覧いただけましたら幸いです。

4/28(金)~5/4(木) 12:00~18:00
最終日のみ 17:00まで
作家在廊:4/28, 4/29
※状況により入場制限を行う場合があります。

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