野口悦士さんは陶芸を志して種子島に渡り、唐津、アメリカ、デンマークなどでの滞在制作を経て、現在は鹿児島を拠点に制作されています。野口さんの作品の大きな特徴は、大地のような素朴でプリミティブな作風と、それでいて今の私たちのライフスタイルにもしっくりとくるシンプルでモダンなセンスの良さにあります。この二つの一見相反するような特徴は、初期の頃から内包されていましたが、顕著に表れたのはデンマーク滞在でコーホヴューツとの交流を経て、釉薬と焼成について深く試行錯誤されてからではないでしょうか。今展では素敵なうつわや花器、そして茶道具として見たてることのできる?など、楽しい作品をご用意いただいております。ぜひ寺田美術にてお手に取ってご覧ください。

寺田ひと美

会期:2022年9月17日(土)~9月22日(木)
作家在廊:17日(土)
12時~18時 / 最終日は17:00まで
※状況により入場制限を行う場合があります。

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