清水焼を代々継承する家に育った村田匠也さんは、伝統的な京焼を軸にしながらも独自の手法で洗練された青白磁と桃白磁を創作されています。爽やかな青色と初々しい桃色の釉薬を使いわけ、轆轤廻しの上手さを感じさせる造形は、繊細でありながらピリリと捻りが効いています。それはまさに蕾が花開こうとする瞬間の瑞々しい美しさや逞しい生命力を象徴し、その佇まいには品格すら感じられます。今展では日々を彩るうつわに加え、寺田美術らしく茶碗や花入、茶器などを、日常の空間でもお楽しみいただけますようご提案して参りたいと存じます。春の陽射しのもと、ご来廊いただけましたら幸いです。

寺田ひと美

会期:2022年5月21日(土)~5月26日(金)
12時~18時 / 最終日は17時まで
作家在廊:21日, 22日, 23日
※状況により入場制限を行う場合がございます。

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