岸野承さんは大学で彫刻を学んだ後、石彫・鋳造などの仕事を経て、現在の古木を用いた作品の制作に取り組まれました。岸野さんの作品のモチーフには人や鳥が多く見られますが、意図して人や鳥の姿をただ写し取ろうとするのではなく、寺や神社から譲り受けた古材や海岸に流れ着いた流木、境内に埋もれていた古瓦など、さまざまな素材に寄り添い、素材が示す姿形を感じとっていく時間が大切になるのです。
それは無いものを感じて空間を彫りあげていく、まさに彫刻しているモノと一体になる無心の境地であり、私達が岸野承さんの作品に仏様や暖かなモノを感じる所以でもあります。

寺田ひと美

会期
2026年3月28日(土)ー4月2日(木)12:00ー18:00
*最終日のみ17:00まで
作家在廊: 14日

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