
辻村塊さんは幼い頃から父である陶芸家・辻村史朗さんの近くで自然とともに育ち、焼き物に触れ、手伝いをしそのまま陶芸の道へ進みました。師である父の元を離れた2000年に奈良の山里を切り開き、その山の丸太で家と作業場を作り、今も山の木を切って窯焚きをしています。焼き物は日常です。何も特別なことじゃないんです。と語る塊さん。主観的な眼と客観的な眼を持ち、こだわりはないと言いながら、力強く創造的な作品を造り出します。それは自然と共存しながら、自然に取り込まれない形や美しさを持ち、我々を魅了してやまないのです。今展では茶碗や水指などお茶まわりの作品や、オブジェとしても美しい力強い花器など、自然を感じられる作品をご用意していただきました。ぜひ会場にてご高覧いただけましたら幸いです。
寺田ひと美
会期
2025年11月8日(土)ー11月13日(木)12:00ー18:00
*最終日のみ17:00まで
作家在廊:全日 但し時間未定